甲州ぶどうの苗木

甲州ぶどう
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この甲州ぶどうの親木は祖父・祖母が現役でぶどう栽培をしていた頃から植えてあって老朽化しているため、そろそろ代替えをして新しいものにしてあげようと思い苗木を作り育てています。

以前にご紹介した方法で苗木を作り、この場所に植えたものです。その方法は「ぶどうの苗木が完成」からご覧いただけます。

剪定は簡単で赤い点線で示した枝を切ってから、その他伸びた枝を剪定しただけなのですぐでした。そしてこのぶどうには思い出があるのです。

この甲州ぶどうの元々の木は祖父が苗を購入したものですが、注文したのはデラウエアのはずでした。農協を通じて苗がぶどう園に来て植えてから数年後のこと、何だかデラウエアとは違う房が実っていたのです。当時のご近所のぶどう農家にこのぶどうを見せたり試食してもらった結果、甲州系のぶどうではないかという話でした。

ですが祖父はこの木を切ることはなかったため、そのままこのぶどう園に何十年もの間実をつけてくれてきました。しかしもう植えてから40年以上も経っているために、木の限界が近づいているのです。

この甲州系のぶどうの思い出といえば、小学校の運動会でのお弁当です。お弁当と一緒に持っていって食べた記憶が強く残っており忘れられません。ちょうど収穫の時期が10月の運動会と重なっていたのです。わたしにとってこのぶどうは運動会の味なのです。

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