5月31日と6月1日に、シャインマスカットの作業に取り掛かりました。
両日ともに晴天で、途中で曇る時間もありましたが、作業には最適な日でした。
今回もナガノパープルと同様の作業で、房の数を減らす「摘果」と、房の形を整える「房作り」をして、「ジベレリン処理」に備えました。
「摘果」作業をする
シャインマスカットの新しく伸びた枝には、通常2房ついています。でも中には、枝が短く1房のみしかないものもあります。
2房ある枝は、そのどちらかを選び、不要な房は切り落とします。これは、1つの房に栄養を十分に送るためです。
もし2房あっても、栄養が半分になってしまうため、房の大きさが小さくなります。もったいないような気がしますが、思い切って切り落とします。
これは、大きくておいしいシャインマスカットを作るためです。
「房作り」作業をする
さて1房だけとなったら、房についている小さな房を切り落とします。これらは、栽培に不要な部分で、つけておいても意味がありません。
最終的に、赤い丸をつけた部分だけにします。長さは3.5センチで、これを測るにはハサミについている目盛りで確認します。
「摘果」を終えたら「房作り」をする作業を繰り返します。
当園にはシャインマスカットの木が4本あるので、すべての木の枝すべてで行います。
こんなに高い場所で
ぶどう棚を超える高さにある枝ですが、手を伸ばします。
枝に止めるには短いため、この状態での「摘果」と「房作り」を行います。
これは毎年の風景で、腕に負担がかかります。この時期に行わないと、あとの作業に影響していくので、仕方がありません。
最後に
先月の霜で、栽培4年目のシャインマスカット苗木が被害に遭いました。
この苗木は、自分で苗木を作り育てていたもので、昨年伸ばした枝がすべて枯れました。非常に残念ですが、どうしようもありません。
今年はこの苗木から収穫しようと思っていましたが、出来ません。
常に自然と隣り合わせの露地栽培、予想もしないことが起きます。
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