ぶどう販売|山辺のぶどう|田村農園の田村 崇です。
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2024年が始まったかと思えば季節は進み、3月になりました。
しかし松本地方は3月1日に、11センチの雪が積りましたが昼間は暖かいためすぐに解けて、生活への影響はないです。
さて今回の作業は、今やっておかないとできなくなってしまうものばかりです。
芽の発芽を促す作業
新たに伸びた枝の芽に、発芽を促すために、芽の近くに小さな傷をつけます。
この作業は2月下旬から3月上旬までに行わないと、効果が得られません
傷をつける場所は、枝が伸びていく方向側で、芽から0.5〜1センチです。
深さは0.2センチで幅が1センチの小さな傷をつけます。
傷をつけるのには、専用の芽傷バサミを使います。
このハサミは芽傷をつけるために設計されいて、枝が切れてしまうことはありません。
幹の切り口に薬剤を塗る作業
切り口に塗る薬剤は、オレンジ色をしたトップジンペーストを使います。
トップジンペーストは、殺菌剤で切り口から菌が入るのを防ぐとともに、春先にぶどうが水を吸い上げた時に、切り口から水が漏れなくする効果があります。
今回トップジンペーストを塗ったところは、園内の東側に植えてあるシャインマスカットで、北へ伸びていた幹の切り口です。
この幹は他の品種が伸びてくる場所と重なってしまうことと、毎年、コクトウ病が発生してしまうためでのが幹を切った理由です。
デラウエアの苗木
上記の写真が、今回植えるデラウエアの苗木と植える予定の場所です。
すでに苗丈が1メートルほどあり、二股に分かれています。
デラウエアの苗木を植える予定日、3月3日(大安)が近づいてきましたが、ウェザーニュースアプリでは、天気は良さそうです。
2月14日に行った植える予定地にまいた肥料が、土になじんで準備ができて、いつ植えても大丈夫です。
このデラウエアの苗木は、H型と呼ばれる構造に栽培します。
H型の名前の由来は、上または下から見た場合、アルファベットのHに見えるためです。
特徴は1本の木からたくさん収獲でき、一連の作業がスムーズに進めることができます。
最後に
温暖化の影響で、今年はぶどうがの活動を始めた合図となる水あげが、早いかもしれません。
そしてぶどうの芽吹きも早くなるかもしれないです。
そうなると心配になるのは、霜です。
昨年の春は霜によって、シャインマスカットの苗木の芽が、枯れてしまいました。
田村農園の周りは住宅があるため、火をたいて霜よけをすることが、困難な場所なのです。
とにかく、霜による被害がないことを願うばかりです。
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