7月もあと1週間程の松本地方は、晴天続きでほぼ毎日が30度を越える真夏日で、暑さを避けながらの作業をしています。
もう少し雨が欲しいところですが、なかなか降ってはくれません。降らなくていいところで大雨に見舞われているのをニュースで目にしますが、災害に遭われた方に心を痛めます。
さて、まもなく8月に入りますが、デラウェアの赤い色がどんどんと濃くなってきています。
それに伴い甘くなってきているということなので、ヒヨドリによる被害を確認しています。
デラウェアを食べられる

ヒヨドリは体長約30センチで灰色がかっていて、尾が長い鳥です。
デラウェアが赤くなってくると、ヒヨドリが粒を食べてしまいます。傘を深くかけたところも房の下部だけをキレイに食べてあります。
デラウェアの栽培場所全体に網をかけてあるわけではないので、ところどころ隙間があります。そこからヒヨドリが侵入してしまい、知らない間に食べていくのです。
ある程度は仕方がないですが、でも一生懸命に作業しただけに悔しいです。
このヒヨドリが食べた房で残った粒は甘いのか?糖度を測ってみると17.7度ありました。
自分で食べてみると、まだ多少の酸味はありましたが甘いです。
ではなぜ甘くなったのがわかるのか、不思議ですよね。
鳥の目について調べてみると、鳥も色を見分けることができるようです。緑色のデラウェアは絶対に食べません。真っ赤に色づいたデラウェアは、ヒヨドリにもおいしそうに見えるのかもしれませんね。
大粒ぶどうの袋かけ


ナガノパープルとシャインマスカットへ袋をかける作業を終えました。
こちらはヒヨドリに狙われることはありませんが、袋をかけます。なぜかというと、強い日差しで日焼けしたり、または大雨にあたれば粒がわれてしまうことがあります。
また甘みが増してくれば、蜂などの被害に遭うこともあります。
これらから大粒ぶどうを守るためです。
袋の色ですが、ナガノパープルは白色なのに対して、シャインマスカットは緑です。農協のアグリ資材センターにはシャインマスカット専用の袋として販売されています。
私がシャインマスカットにかけてみて感じたことは、緑色の袋をかけると房色がやや緑色に対して白い袋はやや黄色がかった房の色になるということです。これはおそらく光の透し方による違いで、袋の色が濃い方が内部が薄暗いのかもしれません。
緑色をしていると高級なぶどうに見え、黄色をしているとおいしそうに見えるかもしれません。
この緑色の袋をかけたのは、昨年使った残りが大量に残っていたからです。
最後に
まもなく8月ですが、デラウェアの収穫時期となります。それに続きポートランドなどの収穫時期となります。
収穫作業、販売、発送作業に忙しくなりますが、体調管理に万全を期したいと思います。
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