7月も約半分が過ぎましたが、まもなく梅雨明けとなるでしょうか?
梅雨が明ければ暑さとの闘いが始まりますが、今年の夏はどんな天気になるのか気になります。
さて、ぶどうの成長も進み色がつき始めたり、大きくなってきました。せっかくここまで成長してきたので、鳥や雨による被害は減らしたいものです。
デラウエアが赤くなり始める
7月初めに傘かけを終えたばかりですが、現在赤く色づき始めています。
まだ青い粒も残っている房や、全然色がついていない房もあり、デラウエアの木全体に色がつくのはもう少し先です。
そしてぶどうを甘くするには、気温差が必要です。
現在の糖度はまだ低い状態だと思いますが、朝晩の涼しさと夏の強い日差しを浴びることにより、糖度が徐々に上昇してくるはずです。
そうなると気になるのが、鳥による被害です。
赤い色がついて甘くなったデラウエアは、鳥にとってはおいしいエサとなってしまいます。どうにかしなければ、せっかく育てたデラウエアが無駄になってしまいます。
鳥からの被害を抑えるには?
そこで現在は、鳥よけネットをデラウエアの葉の上にかけてあります。すべての箇所ではなく、葉に隙間がある部分だけですが。
その他に傘かけの時には傘を深くかぶせたり、キラキラと反射するテープも有効だと言われているので、ぶら下げてあります。
しかし、これは人間の考えたことです。鳥は必ずどこかから侵入して、知らない間にデラウエアをつついてきます。
鳥も賢いですから、ある程度の被害は仕方がありませんね。
大粒のぶどうは?
2回目のジベレリンを終えて数週間が経ち、一粒一粒が大きくなり、あとは色づきを待つくらいまでに成長しています。
残るは消毒散布後に袋をかける作業をすることです。
しかし今年は収穫量が少なく、購入を希望されているすべてのお客様に販売できない問題があります。
詳しくは以下のページでご覧いただくことができます。
ポートランド・ナイヤガラの傘かけ
中粒のぶどう、ポートランドとナイヤガラの房に傘をかけ終わりました。
ポートランドはナイヤガラよりも早く収穫できて、しかも何とも良い香りがするのと、甘さを持ち備えているのが特徴です。
しかしながら、種があり皮ごと食べられないことと、皮が柔らかく割れてしまうことが欠点です。
松本中町蔵の朝市では、お客様にこの香りをかいでいただくと「あっいい香り」とほとんどの方が言ってくれます。それで買ってくれる方がいます。
インターネットでは販売をしておりませんが、皮が割れてしまうことを了解していただければ発送ができます。
お問い合わせは、下記のページからお願い致します。
ナイヤガラは松本に古くから住んでいる方には人気の品種で、朝市(松本中町蔵の朝市)では売れ行きが良いです。
こちらも種があり皮ごと食べられないことが欠点で、インターネット販売ではナイヤガラの売れ行きは鈍いです。
ぶどうは本来、種ありのほうがおいしいです。私はこの2品種を食べるときに、種ごと飲み込んでしまいます。種をだすと、種の周りにある酸味を感じてしまうからです。
もし種を飲み込むことができる方は、酸味を感じることなく食べられるはずですので、お試しください。
お問い合わせは、下記のページからお願い致します。
最後に
まもなく収穫の時期を迎え、作業に忙しくなってきます。
いちばん早いのはデラウエアです。それに続けてポートランドやナガノパープルなどが収穫の時期を迎えてきます。
今年は大粒ぶどうの収穫量が少なく、販売量が減りますが、来年には枝が伸びて収穫量が増えるように、知恵を絞っていきます。
来年は多くの方に大粒ぶどうを楽しんでいただけるようにしたいです。
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