デラウエアの傘かけ

デラウエア
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7月に入ってから、適度な雨が降る天気の松本地方です。

近年は異常な気候で、豪雨で道路が水浸しであったり雹が降ったなど、毎日のニュースで目にします。昔は数年に1度でしたが、当たり前になってしまいました。

梅雨があけて夏本番となれば、毎日が30度を越える暑さとの闘いが待っています。

この異常な気候はどうにもなりませんが、知恵を絞り上手に付き合っていくしかないのでしょうか。

さて7月に入りましたので、デラウエア栽培の終盤に行う「傘かけ」を行いました。

デラウエアの「傘かけ」
デラウエアの傘かけ

「粒抜き」を終えたデラウエアは、1粒の直径が約1.5センチで長さ約13センチになっています。

ぶどうに傘をかける理由は3つあります。

①雨から房を守る

雨が直接房に当たると、粒が割れてしまうことがあります。傘の表側は、水をはじくようにできているので、雨の衝撃が和らぎます。

②日差しから守る

夏は強い日差しが降り注ぐことにより、皮の鏡面が日焼けすることがあります。傘によって太陽光を和らげることができます。

③鳥による被害を防ぐ

粒が赤みを増してくると、鳥に狙われます。なるべく房が傘に隠れるくらいにかけます。

傘を房の上部にかぶせて、傘を閉じるように房へ巻き付けて、切れ目が重なったところでホッチキスを使い1箇所とめます。この作業をすべての房に対して行います。

一日では終わらないため数日にかけて行い、すべての作業が終わったのが7月6日でした。

色がついた房も
色づき始め

ぶどう園の真ん中では、太陽の日差しを浴びた房が色づき始めていました。このようなところは鳥に狙われます。

いちばん最初にここからかけ始め、その後は園の北側から通りにそって西から東へと進んでいきました。

例年は18センチ✕18センチの傘をかけていますが、今年は鳥対策のため22センチ✕22センチの傘をかけました。

最後に

冬の剪定でデラウエアの木を3本切ってあるため、今年は収穫量が去年に比べて少ないです。

これは新しい苗木を育てるためです。

現在は植えて4年目と1年目の2本の木があります。4年目の木には6つの房をつけてあるので、収穫が楽しみです。

今はこの2本の苗木が育ち、たくさんの房をつけてくれることを願うばかりです。

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