ぶどう栽培、来年の準備へ

ぶどう園の風景
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松本地方も10月に入ってから秋らしく感じられる日々が続いています。朝晩は9月までの気温とは違い、肌寒さを感じます。

さて、ぶどうの収穫が終わった今は、来年のぶどう栽培に向けて準備を進めているところです。来年まで必要のないものは作業小屋へしまい、その後は草刈りをして地面や根本に肥料を撒くための準備をしました。

鳥よけネットをはずす
鳥よけネット

デラウエアを鳥の被害から守るためにかけたネットですが、必要がなくなったために葉の上から外します。このネットはデラウエア全体にかけてあった訳ではなく、葉のない隙間だけに使用していました。

外すにはネットを縛ってあった針金をゆるめてから、地面に下ろしていきます。しかしネットに絡みついた枝があったりするので、このような所はハサミを使って切ります。

外し終えたネットは、また来年使うため丸めてヒモで縛って作業小屋にしまっておきます。

ナガノパープル根本のシート
ナガノパープルのシート

ナガノパープルは、皮ごと食べられるように皮を薄く改良してます。そのため、一度にたくさんの雨が降ると実が割れてしまうことがあります。そうならないように根本へシートを敷きます。

そのおかげで今年も、すべての房が被害にあうことなく収穫することができました。

このシートは数年前から毎年使用していますが、丈夫なシルバーシートのため、今後もまだ使えそうです。

収穫を終えた現在は必要がなくなったため、水で軽く洗って日干ししたのちに、畳んで作業小屋にしまっておきます。こちらも来年また使います。

草刈りを
ぶどう園の地面

今年は猛暑であったのが影響したのか、ぶどう園にはたくさんの雑草が生えています。その中でピンク色の小さな花を咲かせているのが、藍です。これは藍染の原料になるものですが、ぶどう栽培には必要がありません。

ぶどう園にはこの藍がたくさん生えていたほか、通称「バカ」と呼ばれる服に種がついてしまう草などがありました。まずは「バカ」と呼ばれる厄介な雑草を釜で刈りました。

なぜかというと、「バカ」と呼ばれる雑草の種が地面に落ちて、来年芽を出さないようにするためです。

その後に草刈り機で刈りましたが、刈れない場所もあるので、釜で作業をしました。

最後に

もう少し寒くなってぶどうの葉が散れば、今年最後の消毒を行います。そのあとはぶどうの根本に「お礼肥」を与えて、ぶどうを実らせてくれたことに感謝をします。

これが終われば、ぶどう園全体に肥料を撒いて耕して、11月に入れば長く伸びた枝を切る「剪定」に入る予定です。

来年もまた、皆様に喜んでいただけるぶどうができるように、一生懸命にぶどう栽培をしていきます。

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