ぶどう剪定前の作業、消毒と肥料を

消毒作業
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10月も半分以上が過ぎましたが、日中は夏のような日差しが照りつける日もあり、服装選びに迷ってしまう今日このごろです。

さて、ぶどうの葉がすべて散れば不要な枝を切る「剪定」をしますが、その前に終えておきたいことがあります。

それは消毒と肥料を撒くことです。今回はその作業の様子です。

消毒をする
エンジン散布器とタンク

10月16日の朝6時くらいから始めました。前日が雨降りであったため、散布機の準備ができなかったため、当日に行いました。

私の考えでは、ぶどうの葉が散ってから行う予定でしたが、近所のぶどう農家さんのアドバイスで、散る前に変更しました。

今回使用した消毒剤

今回はICボルドーという石灰成分が含まれた殺菌剤であるため、背負い式散布機ではノズルが詰ってしまう可能性があります。そこでエンジン式散布機を使います。

エンジン式は背負い式とは違い、消毒を勢いよく吹き出してくれます。そのため、石灰成分が含まれた消毒ではエンジン式を使用します。

作業後の消毒用ホース

でも50メートルある長い消毒用チューブが必要で、棚を支えるための柱に絡まってしまわないよう工夫が必要です。

まずはぶどう園の中央を東西に走る通りに、消毒チューブを東に向かって伸ばします。そして突き当りの南北に走る通りまで持っていきます。そこから左に曲がって北東の隅へ置きます。

そこから南に向かって散布していきます。ぶどう園の南端までたどりつくと、また同じ通りを北へ向かい、中央まで戻ります。

ここからがチューブを柱に絡ませないために重要で、消毒を始めた場所のひとつ西隣へ向かいます。そこからまた南に向かって散布していきます。これを南北に走る最後の通りまで続けていきます。

すべてが終わるまでには、約約40分くらいかかります。

作業後は朝食を摂り、片付けをします。消毒チューブの中にはまだ消毒が残っているため、もう一度エンジンをかけて、なくなるまで噴射します。そしてチューブをリールに巻き付け、タンクを洗浄してからすべてを片付けて終了です。

根本に肥料を
根本には草が生い茂っている

根本に肥料を撒く作業は、10月18日の午前に行いました。根本にはたくさんの雑草がはえているため、草を取る作業から始めます。

取り終えた草と草取り道具

インターネットで購入してあった草刈り道具を使います。先端には尖った三角形の歯がついているため、根がはった草でも簡単に取ることができます。

ぶどう園には約30本が植えてあり、すべてを取り終えたら一輪車で5台分の草の山になりました。これらはぶどう園の隅へ持っていき、まとめておきます。

根本に撒く肥料

草を取り終えたら、肥料を撒きます。今年もたくさんのぶどうを実らせてくれたぶどうの木に対して、感謝の気を込めて根本に肥料を撒きます。これを「お礼肥」と言います。

使用した肥料はぶどう専用のものと、アミノ酸が主体の2種類です。これらを肥料用スコップに1杯づつ撒き、最後に木に対して「今年もありがとうございます」と声をかけ、感謝をします。

すべてを終えるまでには、約80分かかりました。

最後に

これで年内に行う消毒と、根本に肥料を撒く作業はは終わりましたが、ぶどう園全体に肥料を撒く作業が残っています。

これもまた生えている草を処理してから行わなければなりません。その後に肥料を撒いて耕す作業をします。

剪定をする前の暖かい日々が続いている時までには、作業を終えてしまいたいと考えています。

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