4月も中旬に入り、日々暖かさを感じられる陽気になってきました。ぶどうが毎日成長して
くれていることが、目で見てよくわかります。
しかし先日、松本地方で霜による被害があり、梨やリンゴの花芽が低温障害を受けたそうです。
農業被害が、2.4億円になるそうです。
今年はリンゴや梨の収穫量が減ってしまいそうです。被害に遭われた農家さんが、かわいそうです。
2回目の消毒
さて4月9日早朝に、今年度2回目の消毒を行いました。今回の消毒は、「ベンレート」と「石灰硫黄合剤」です。
「ベンレート」は殺菌剤です。ぶどうの木にいる悪い菌に働きかけていきます。
「石灰硫黄合剤」は越冬害虫を駆除するための消毒です。見た目は、赤ワインのようですが、水に入れると黄色く変化します。そして、硫黄の匂いが漂います。
この「石灰硫黄合剤」だけでは、ぶどうの木に薬剤が付着しません。そこで、「アビオンE」という展着剤を入れます。
今回も背負い式の散布機を使用しました。まずは、10リットルの水をバケツに用意します。そこに「ベンレート」を20グラム入れて、かき混ぜます。次に「石灰硫黄合剤」を200ml入れます。最後に「アビオンE」を入れて、しっかりとかき混ぜます。
この作業を5回繰り返し、ぶどう園全体に50リットルを散布しました。これで4月の消毒は終了です。
ぶどうの芽
デラウエアの芽が、だいぶ膨らんできました。もう10日くらいすれば、あちらこちらのデラウエアの木で一斉に芽が伸びてくると思います。
ナイヤガラの芽も、大きく膨らんで芽が伸びてきそうな勢いです。大粒のナガノパープルやシャインマスカットも一部で芽が膨らんでいます。
順調に成長してほしいものです。
デラウエアの苗
室内に入れておいたデラウエアの苗は、もうこんなに芽が伸びています。屋外のデラウエアとは全然違います。室内は暖かいということなんですね。
ぶどう園に植え付けるのは、ゴールデンウィークが終わった頃に予定しています。
冒頭で書いたように、突然の霜被害に遭遇してしまっては、何にもなりません。なので慎重に行わないといけないと考えています。
この苗は4年目で、とても樹勢が良いですね。種苗店さんが立派に育ててくれたんですね。ありがたいです。
今年1年で枝を十分に伸ばして、来年には少しでも収穫するのが、目標です。
最後に
いよいよ、ぶどう園の本格的な作業に、入る時期に入っていきます。出てきてくれた芽が、順調に育ち実をつけ、立派なぶどうに育つように励みます。
コメント