季節は春、桜の花が咲き乱れる4月になりました。松本地方でも、あちらこちらの桜の名所が
満開を迎え、花見客で賑わっていました。
さて4月に入り、近隣のぶどう園でも作業も徐々に始まっています。今年は気温が高い影響で、ぶどうの作業が例年に比べて、少し早いのかもしれません。
1回目の消毒
4月2日朝、6時前から本年度最初の消毒散布を行いました。
散布を行った薬剤は、「ラビキラー」です。これは、「トラカミキリ」という害虫を駆除するためです。
この「トラカミキリ」の幼虫が、新しい枝が伸び始めた5月~6月くらいに、枝の中を食べてしまいます。被害に遭った枝は枯れてしまいます。私も過去に何回か、経験があります。
手順は、計量用バケツに用意した10リットルの水へ、50mlの「ラビキラー」を入れます。2000倍に希釈します。容器から出した時は、黄色の液体ですが、水に入れると白に変わります。なんとも不思議です。
この消毒を散布機に入れて背負い、ぶどう園の隅から散布します。これを合計5回行います。3.6アールのぶどう園に、合計50リットルを散布しました。
冬の間に園内のぶどうが整理できたので、消毒がスムーズに進みました。
ぶどうの様子
水が上がってくるのが最も遅い、ナガノパープルもようやく確認できました。これで全品種が、冬の眠りから覚めてくれたことになります。
そして4月に入ってから、芽が膨らんできました。デラウエアとナイヤガラは、茶色い毛が見えています。その他の品種も、芽が多少膨らんではいますが、茶色い毛が見えるほどではありません。
4月下旬には、まずデラウエアが発芽して、その後ナイヤガラ等の品種も発芽していく見込みです。気になるのは、遅霜です。なければ、ありがたいのですが。
冬囲い
冬の間に寒さから守るため、苗木に巻いておいたワラを、外しました。これだけ暖かくなってくれば、必要ありません。そして、消毒を散布するのには、不要なのです。
合計で8箇所のワラを、苗木の根本が乾燥しないように、裁断して撒きます。ワラの有効利用で、無駄にはしません。
最後に
1年が経つと忘れてしまうこともあります。そんな時は、スマートフォンのメモ帳に記録した昨年度の作業メモを見ます。私は5年前から、ぶどうの作業と水田作業を記録してあります。
あると便利です。
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