ナイヤガラの作業

ナイヤガラ
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5月中旬になった園内では、太陽がさんさんと照りつけ、ぶどうが成長していきます。そのため、今年は去年に比べて、1週間くらいは早いです。

そろそろナイヤガラの「芽かき」をする時期です。今年はデラウエアと作業時期が重なり、少し遅れ気味なので、急ぎます。

ナイヤガラの枝を見ると、芽がすごく長い箇所や、短い箇所があります。これらの芽の中から、どの芽を残すかが、収穫に影響してきます。

「芽かき」作業を
ナイヤガラ

「芽かき」とは、芽の成長を揃えるとともに、品質向上を目的としています。

冬の剪定で枝を長めにしてあり、5芽~7芽ある箇所が多数あります。枝の先端は成長が早く、後方にいくにつれ芽の成長が遅いです。

その中から成長が揃った箇所を選び、芽をかいていきます。そうすることで、房の大きさが揃います。

一度「芽かき」をしても、やり残した箇所がある可能性があるため、何度も見直します。

「主芽」・「副芽」とは?
主芽と副芽

ぶどうの芽には「主芽」(しゅが)と呼ばれる、伸ばして房を育てていく枝と、その脇から伸びてくる「副芽」(ふくが)の2種類があります。

この「副芽」は、栽培には必要がないので、芽をかいてしまいます。そうすることで、「主芽」だけに栄養が届き、房が大きく育っていきます。

「副芽」はどの種類のぶどうにも発芽し、見つける度に芽をかきます。

「マメコガネムシ」の発生
マメコガネムシ

この「マメコガネムシ」は毎年発生して、葉や新しく伸びた枝を食べてしまう厄介な害虫です。

4月下旬くらいから見かけることがあり、見かけたら地面に落下させて駆除していますが、何か他に方法がないのか調べています。

「芽かき」作業中には、顔に張り付いていることもあり、迷惑な害虫です。

最後に

ナイヤガラはデラウエアと違い、種無しにする「ジベレリン処理」を行わないので、作業は1工程少ないです。

「芽かき」を終えたら、次は「摘果」(てきか)をして房の数を減らします。その前にデラウエアの「摘果」作業をして、その後に行う予定です。

とにかく作業に追われる毎日ですが、美味しいぶどうのために頑張ります。

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